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COLUMN
お役立ちコラム
2023.09.08

「相対性理論を超簡単に説明します」

今日はアインシュタインが提唱した「相対性理論」について考えてみたいと思います。さあ、難しい話をお聞きになる準備はいいですか。えっ、難解な理論なんておもしろくないし、第一理解できないよ、って聞こえてきそうですね。安心してください、タイトルの通り誰にでもわかる内容でとても短く説明します。

それは、アインシュタイン自身が語っている有名なことば「熱いストーブの上に手を置くと、1分が1時間に感じられる。でも、きれいな女の子と座っていると、1時間が1分に感じられる。それが相対性です」で説明できるのですが、それって感覚は理解できても、だから何ってなりますよね。アインシュタインはお茶目でユーモアたっぷりの人でしたから「嫌なことは長く感じ、夢中になったらあっという間さ」ということで相対性を比喩したのでしょう。もう少し科学的に言うと「光に近い速度で移動すると、時間の流れが遅くなる」ということなのですが、時間の感じ方・捉え方はかなり主観的で抽象的な気がします。きっと、きれいな女の子と光の速さで移動する(と想像する)ことでその一緒にいる時間を永遠(時間の流れが遅くなるから)に閉じ込めておきたかったのかも知れませんね。そう考えると、何だかこの理論がとても身近で人間臭い概念のように思えてなりません。

相対性理論は現代科学でどんな役に立っているかを見てみましょう。最も知られた応用例はGPSでしょう。人工衛星の速さは時速2万8800㎞(JAXAWebサイトより)にもなります。光ほど速く(30万㎞/s)はありませんが、これに光と同じ速度の電波の送受信や地球の測位には相対性理論で補正しないと正しくやりとりができないわけです。いまやGPSや人工衛星が無い世界はあり得ません、NO GPS、NO LIFE、です。そもそも時速2万8800㎞って何ですか。1時間半くらいで地球を1周、もし月までだったらたった13時間で行けてしまう速さ、全く想像できません。時速300㎞で相生駅を通過するのぞみでさえ驚異的な速さです(YouTubeで外国人が驚愕している動画あり)。これだけで人類の偉大さに謙虚に首を垂れる次第です。

アインシュタインが想像した(であろう)宇宙船で銀河を巡るアドベンチャー的娯楽映画がハリウッドでは良く製作されていますが、彼はきっと今頃光の速さの乗り物に乗ってかわいい女の子と永久の旅に出ていることでしょう。

2023年9月8日

うちにもいるかわいい女の子たち(ウサギさん)と一緒の夜

本郷 茂