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COLUMN
お役立ちコラム
2023.09.02

「運の良くなる生き方」

 今日は弁護士の西中務先生が執筆された著作と同じタイトルのことについて書いてみたいと思います。西中先生の本は初版が発刊された6年くらい前から読んでいて、その一文一文に感銘を受け、先生の教えに沿った「正しい生き方(特に謙虚さ)」を日々実践するようにしてきました。そうこうしているうちに、この4月末に永年勤めてきた会社を定年退職し、5月に弊2社を設立しましたが、気が付けば還暦になっていて、よくぞここまで生き長らえたものだな、と自分で感心してしまったくらいです。でも、これは西中流に言うところの「謙虚さがもたらした運」によって、社会と言うか世間一般の温情(本音は神のご加護とでも言いたいところですが、宗教的な意味合いはありません)で無事60年間育ててもらったお陰ではないか、と直感的に感じたのです。

 人生にノウハウ的な成功法則は無く、精神的成功があるとすれば、それは専ら正しい生き方・正しい心構え次第という何となく哲学っぽい答えが私の現時点での経験則というかある意味信念に近いものと言えます。そういう意味で人生いろいろありましたが、全てが幸せであったと今はクリアに心からそう思えるのです。だから、もう自分は十分、これから残りの人生は自分を育ててくれた人様のため、世の中のため、社会のために恩返しをして行こうと決意し、それを実行するにはとりあえず遠くまで行ける「乗り物」」「箱もの」が必要ということで会社を起業しました。えっ、なんかきれいごと過ぎて嘘臭く胡散臭くない?って聞こえてきそうですね。こればっかりは「安心してください」、と自分では言えないので、これからの私の働きを皆様に評価して頂くことで証明するしかありません。

 運が良くなりたい、成功したいというのは人情でその気持ちは良くわかります。でもそう望む心は裏を返すと“運が悪い”“成功していない”ということになりますが、果たしてそうでしょうか。科学分野でもここ数十年周知の事実で言われていることですが、「人間としてこの世に生を受けること自体奇跡の確率」「五感があるのも解明されていない(当たり前ではない)」、そう聞くとこれだけで運が良い、既に成功しているということになりませんか。概念的な幸福(運が良い、成功した)は「持っているモノを数える」(あれもある、これもある)、反対に不幸は「持っていないモノを(無限に)数える」ことだと例えられます。そう、私たちはもう既に「持っている」のです。是非そこに気付いてくださいね。

 残念ながら西中務先生は2018年2月1日にご逝去されています。その年の7月に最後の著作「お金に悩まず、幸せになれる方法」がご遺族によって発刊されるのですが、私もその本を読んで初めて先生の訃報を知り、本を手にした瞬間、泣き出してしまいました。もちろん先生とは本を通して一方的に私がリスペクトしていただけで生前お会いしたこともありませんが、先生に対して恥ずかしくない「正しい生き方」「人様の役に立つシゴト」を日々愚直に実践していくことが先生への恩返しと思い、これからも精進してまいります。合掌。

2023年9月2日 家族のウサギさん(2羽)にお布施(チモシー)を差し上げながら
本郷 茂